軽徭薄賦
読み方
けいよう はくふ意味
人民に課す徭役(公的な労働・労役)を軽くし、賦税(租税)を少なくすること。民衆の負担を減らして生活や生産を安定させようとする、為政者の慈悲深い政治方針をいう。由来
中国古代の政治思想に由来する語。「徭」は国家が人民に課した労働、「賦」は租税を指し、それらを「軽く」「薄く」するという意味から成る。民力を養い、農業生産や社会の安定を図る統治理念として、遅くとも漢代(紀元前2世紀~紀元後2世紀)には重視されていた。四字熟語としての厳密な初出年は特定されていない。備考
主に中国古代の統治・政治を論じる場面で用いる語。「徭役」は公共事業や軍事などのために課された労働をいう。現代の減税・負担軽減策を比喩的に述べる場合もある。例文
- 新しい領主は軽徭薄賦を掲げ、農民に課す年貢と労役を減らした。
- 軽徭薄賦の政策によって民の暮らしが安定し、荒れていた田畑も再び耕されるようになった。
- 古代の為政者には、民の力を疲弊させない軽徭薄賦の姿勢が求められた。
類義語
- 与民休息
- 仁政
- 薄税軽徭