横征暴斂
読み方
おうせい ぼうれん意味
権力者や役人が、正当な範囲を超えて税金・賦役・寄付などを無理やり取り立て、人民や民衆の財産を乱暴に搾り取ること。「横征」は不当に徴収すること、「暴斂」は乱暴・過酷に取り立てることをいう。由来
中国の唐代の政治家・詩人である元稹(げんしん、779~831)が、地方官の不正を弾劾した文書『弾奏剣南東川節度使状』に見える「横征暴斂」に由来するとされる。本文には、正規の税以外にも不当に多額の徴収を行った趣旨が記されている。成立は9世紀前半、唐代中期ごろ。備考
主に為政者・役人・支配者による不当で過酷な徴税を非難する、強い批判的意味の語。現代では税金に限らず、権力を背景にした過剰な金銭要求をたとえていうこともある。例文
- その領主は戦費を口実に横征暴斂を重ね、領民の暮らしを苦しめた。
- 横征暴斂を許さないためには、税の使途を監視する仕組みが必要だ。
- 政府が被災者にまで過大な負担を課せば、横征暴斂だとの批判を招くだろう。
類義語
- 苛斂誅求
- 重税苛斂
- 搾取収奪
対義語
- 軽徭薄賦
- 減税政策
- 仁政愛民